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観音様が心を照らす
2023.11.10
毎日、大なり小なりいろんな事が起きるのは当たり前であり、だからこそ人は成長への道が用意されているようにも思える。
つい最近、観音様の掛け軸を前にして、外から人の悪愚痴が風と共に耳に入ってきた。
思い返すと小さい頃から悪愚痴の音が嫌いであった。
人はなぜ愚痴るのか。
愚痴るには相手がいる。
そして相手がいないところで愚痴る。
相手が目の前にいると愚痴れない。
相手を自分の価値観の中に納めることができないから心の中で不平不満が積もる。
不平不満を相手に投げることができらないから他者へ投げて心を軽くする。
いったいそこに何が生まれるのだろうか。
成長への道は閉ざされてしまうのではないだろうか。
観音様はなぜそれを私に聞かせたのだろうかと考える。
観音様の目は私の内なる部分へどんどん入ってくる。
聞こえたよ悪愚痴!と外の人に伝えたところで何になるのか。
あなたの思うようにその人はなれないんだと伝えたところでどうなるのか。
悪愚痴を言うと結局自分に返ってるのに。。。
私は愚痴るくらいなら相手に伝える。
例え争うことになっても伝える。
話し合う。
陰でこそこそ言うのはできない。
でもまだ腑に落ちる答えではない。。。
愚痴るのは必要ない。
人間、好きも嫌いもあってもいい。
ただそこに自分の勝手な価値観に相手をはめようとしてはいけないし、言われている相手もその価値観にはまろうとしなくてもいいと思う。
誰もがみんな同じではない。
自分が自分らしくいるには嫌われる勇気を持つことも1つであると思う。
好かれようとする必要はない。
自分は自分で在ればいい。
それは自分勝手とは違う。
自分を”生きる”ということだと思う。
観音様の目がほんのり穏やかになったように見えた。
合掌